ようこそ。スウェーデンハウスオーナーのらごむです。
このページを開いたあなたは、
「スウェーデンハウスのオリコン顧客満足度8年連続1位って、ぶっちゃけ本当か?」
と検索しまくり、「ほんとうのところ」を知りたいと思っているのですね。
なぜ、売上規模で見れば積水ハイムの100分の1ほどしかない中堅のスウェーデンハウスが、8年以上もオリコン顧客満足度ランキングで1位なのか。なぜミサワやダイワハウスじゃないのか。
おまけに、バス停やモデルハウスではドヤ顔で「オリコン満足度8年連続受賞!」パネルを見せつけてくるし、、なんだかもう凄すぎて逆に嘘くさくなっちゃう気持ちはわかります。忖度やフェイクがあるんでないのかい、と。
じゃ、結論から言っちゃいましょう。
スウェーデンハウスの満足度ランキング8年連続1位は、ガチです。
しかしそこには、評価の仕組みにワケがあるように思います。
その理由を以下の5つの要素+僕の実体験を元に解説します。
- オリコンランキングの評価の仕組みがカギ
- 独自のポジショニング
- 平均より高い住宅性能
- 理想の顧客が獲得できている
- 広告戦略<口コミ戦略
では、さっそく参りましょう。
そもそもオリコンランキングの調査対象がカギ
さっそく結論から行きましょう。
いくつかの理由をあげますが、結論、スウェーデンハウスのオリコン満足度ランキング8年連続1位という異常なまでの高評価には、
評価の仕組み
に要因があると感じます。
実は、ランキングは「12年前の顧客」まで含まれている
公式ページを穴の空くほど調べたんですが、ちょっと気になることが。
単純に「2015年の調査開始以来、8年連続」という字面だけ見ると「そいつはすごいな」と感じてしまいますが、なぜ、ここまで長きに渡って王座に君臨し続けているのか、その真相は「調査対象」にあるのではないかなと。
というのも、オリコンの顧客満足度ランキングは、
とした調査を行っているようです。これはオリコンの公式ページには見当たらない文言でしたが、2022年2月1日に投稿されたWEB東奥のページや、その他複数のページに「過去12年間」の表記がありました。
過去12年以内に新築した注文戸建住宅に在住し、かつ選定に関与した全国の25~84歳の男女16,130人を対象
引用:https://www.toonippo.co.jp/articles/-/854764
もしかしたら僕が見つけられなかっただけで公式サイトには表記があったのかもしれませんが、、
過去12年まで遡った施主のアンケートが有効なのであれば、「既存のスウェーデンハウスオーナーの満足度」が下がらない限り、このままスウェーデンハウスは常勝将軍となっていくように思います。
いや、それはそれで十分凄いんですよ、本当に。偉業とも呼べますし、僕もスウェーデンハウス大好きですし。
ただもし、これが単年度のみ、あるいは3年以内の施主を対象とした調査であれば、もしかしたら結果はもっと多種多様なものになったのではないかなと。
考えてみて下さい。
長くスウェーデンハウスに住んでいるオーナーで、かつアンケートに答える面倒くささを乗り越えてくる人です。
「めんどくさい」と言われるメンテを何年も重ねてきているわけです。
「スウェーデンハウスLOVE」な熱量を持った人は相当な数いるはず。
価格も決して安くはなく、実際に住心地も良いし、人によっては「憧れる〜」と言われちゃうわけです。
「家のここが好き!」とかじゃなくて、「スウェーデンハウスが好き!」みたいな根本概念から愛です。
そんな熱量を持った12年前からのたくさんのオーナーが、8年連続顧客満足度1位を支え続けているのではないかと。
そう考えると、おそらくスウェーデンハウスは、既存オーナーからの後押しによって9年、10年連続満足度1位も実現していくように思います。よほどのヘタをこかない限り。
オリコンリサーチとスウェーデンハウスに忖度はある?
あなたは「オリコンランキングはそもそも信用に値するのか?」と考えているのかもしれません。
30代以上の人であれば、かつては「◯週連続オリコン1位!」の文言で今どんな音楽が流行っているのかを知る機会は多かったのではないでしょうか。
オリコンは遡ること50年以上前の1967年から、オリコンリサーチ株式会社がレコードの売れ行きを試験的に計測したことが始まりです。半世紀以上も前なんですね。
そもそもオリコンってなに?という方もいらっしゃると思うので、一応補足。
オリコン顧客満足度調査は、「世の中に求められるランキング」をテーマにすべて独自に企画したものであり、特定の企業や個人から受託したものは一切ありません。各種ランキングの商標や調査データを活用してくださっている企業さまからも、第三者目線の調査である点を評価いただいています。
https://cs.oricon.co.jp/michitari/making/
公式ページで語られている内容を見ると、やはり「公平性」には非常に重きを置いているようです。ネーミングバリューも強く、影響力は決して小さくはないですよね。スウェーデンハウスももちろん、カタログで大々的にブランディングしていることからも、この権威性は見込み客にぶっ刺さります(ました)。
では、住宅関連におけるオリコンランキングの信憑性や基準はどうなっているのだろうか?
公式による評価・調査基準は以下の通りです。
オリコン顧客満足度調査では、実際にサービスを利用した16,130人にアンケート調査を実施。
満足度に関する回答を基に、調査企業56社を対象にした「ハウスメーカー 注文住宅」ランキングを発表しています。総合満足度だけでなく、地域、年代、アフターサービスなど様々な切り口から「ハウスメーカー 注文住宅」を評価。さらに回答者の口コミや評判といった、実際のユーザーの声も掲載しています。
https://life.oricon.co.jp/rank-house-maker/
2005年より延べ300万人を超える人々からリサーチしてきたリーディングカンパニーとして、揺るぎない信頼を勝ち取っているのもうなずけます。
以下の通り、経営も非常に安定しているようです。
うーむ。特定の企業との癒着や出来レース、、なんて裏事情は野暮なのかも。50年も生き延び続け、今も尚右肩上がりで経営を安定させていくって、小手先のテクニックで出来るもんじゃないですよね。10年続く確率は6.3%程度と言われる世界で、50年はやはり凄い。。
何より、ここまでオリコンリサーチがスウェーデンハウスに肩入れするメリットがありません。リベートがあるならもっと潤ってる会社に持ちかけるはずです。
よって、このランキングに忖度や癒着がある可能性は「限りなくゼロ」と言えますね。
平均以上の住宅性能を備えている
高気密高断熱、地震に強い。火災にも強い。
全てのプランに置いて、ワングレードの採用。スウェーデンハウスは価格差やプランによって性能は変わらないことをウリにしています。
つまり1億円のヒュースプレミオゴーデンも、2500万円のサキタテでも、変わらない住宅性能ということ?だとしたら本当に凄いことだと思います。
スウェーデンハウスで家を建てることに決めてから、ほんっっとうに検索しまくってきましたが、スウェーデンハウスオーナーの口コミや評価で、「寒い」というコメントを僕はほぼ見たことがありませんし、ガチで後悔している人も今のところ見たことがありません。
スウェーデンハウスは確かに坪単価は80〜100万円と割高に感じられるかもしれませんが、少なくとも「お金をかけた分の期待値は確実に超えている」と言えるのではないでしょうか。
スウェーデンハウスは理想の顧客を獲得できている
スウェーデンハウスの施主ブログやInstagramなどを見ると、彼らが圧倒的に「北欧系住宅のデザイン」と「高い住宅性能」に惹かれていることがわかるかと思います。
つまりスウェーデンハウスは、
- 競合が少ない「輸入住宅」ジャンルで明確なブランディングに成功
- 断熱気密性能をはじめとする平均より高い住宅性能
- 団信、50年無料検診など手厚いアフターフォロー
の三本柱を磨き続けています。それも圧倒的にです。
そのおかげで「理想の顧客」を獲得し、なおかつ彼らの期待を裏切らないサービスを提供し続けているということです。
スマホの普及によって僕たちはいつでも好きなときに「口コミ・評判」をチェックすることが出来るようになりました。結果、良い噂も悪い噂も一瞬でキャッチアップすることができます。
そこで、「つぎ住むときもスウェーデンハウスだね」というような比較的熱量の高い施主の評判を目にしたらもう、
「スウェーデンハウスは高いけど良い家だ」
とサブリミナル的に刷り込まれていくわけです。しかも悪意なく好意なので、裏切られることがありません。
また、営業マンも無理な売り込みをかけないことでも有名ですよね。(魅力はめっちゃアピールしてくる)
スウェーデンハウスの営業マンは、他社よりもある程度顧客を選んでいるとも言えます。ヤバそうな客には売らなければいい。
わからない人にはわからなくても良い。
本当に好きな人と付き合っていきたい。そんな企業理念が満足度を支えているように思います。
「高価格」のイメージがもたらすスクリーニング作用
高級な商品サービスは、見込み客が減るデメリット以上に、「厄介な顧客を近づけさせない」メリットがあります。
スウェーデンハウスの住宅は、一般的な坪単価は高めです。企画住宅のヘンマベストでも、建物本体価格だけで2,500万円以上。頭金やローン返済の年数にもよりますが、世帯年収は6〜700万円程度なければ選択肢から外れるのではないでしょうか。
これは偏見かもしれません。
しかし激安木造アパートがそうであるように、新築戸建も価格帯が下がるに連れ「質の低い客層」の比率が上がるであろうことは想像に難くありません。
それゆえにローコスト住宅に多いであろう「ヤバい客」を「高品質・高価格」にすることで半ば自動的にスクリーニングできているわけです。
僕が経営者だったら、深夜のドンキホーテに群がる人より、成城石井でちょっと高めのオリーブオイルを買うような人が顧客になってくれた方が嬉しいです。
将来的に良い関係を構築できそうなパートナーを選べている。これがスウェーデンハウスの満足度を支えていることは間違いないでしょう。
テレビ広告を打たない潔さ
あなたはスウェーデンハウスのテレビCMを見たことがあるでしょうか?
おそらく、ほとんどないはずです。僕は見たことがありません。その代わり、積水ハウスとかダイワハウス、住友林業、三井ホーム、ミサワホームなどの大手ハウスメーカーは、これでもかというくらいにテレビコマーシャルで見た記憶があります。
僕はスウェーデンハウスの広告はイオンのバス停以外で見たことがありません。
じゃあどこから顧客にPR活動をしているのか?と言えば、
「近所に建っていて、記憶に残っていた」
と言う人が多いんじゃないでしょうか。
実際にネットで「スウェーデンハウス CM」で検索してみても、数えるほどしかないんですね。「テレビCM一本5000万円」みたいな有名人の言説から見ても、テレビCMは莫大なコストが掛かります。
そのコストはもちろん住宅の販売価格に含まれており、言うなればCMタレントの給料は施主の懐から出ているわけです。
芸能人に5,000万円も払うくらいなら、そのコストをモデルハウス拡大や全国に宿泊体験棟を増設したほうが直にお客さんに魅力を伝えられる。スウェーデンハウスにはそのような哲学を感じます。
実際、「試乗したら欲しくなる」車と同じように、「泊まったら欲しくなる」のは家も同じですね。我が家も宿泊体験を経て購入を決めたクチです。笑
もちろん、ダイワハウス(4兆円)や積水ハウス(2兆円)みたいな巨大企業に比べて、スウェーデンハウスは2021年度の売上はおよそ358億円。施工範囲が違うので一概には言えませんが、スウェーデンハウスはダイワハウスと比べたら100分の1くらいの会社規模。同じ戦い方をしていても勝てるわけがありません。
それでも、ネットの情報に限らず、周囲の友人や家族に「スウェーデンハウス」の評判を聞くと、ほぼ100%に近い確率で「外観可愛い」「高いんでしょ」「うらやましい」など、ポジティブな印象を持っている人が多いんですよね。
メディアCMに頼らずとも、良い評判は拡散されます。特に、アナログな口コミはやっぱり強いよな〜と感じます。
まとめ!
というわけで、スウェーデンハウスがなぜ8年連続でオリコン満足度ランキング1位獲得を成し遂げたのか?について筆者なりに考えてみました。
- オリコンランキングの評価の仕組みがカギ
- 独自のポジショニング
- 平均より高い住宅性能
- 理想の顧客が獲得できている
- 広告戦略<口コミ戦略
おおよそ、こんなところなのではないかと。
スウェーデンハウスがいかに既存顧客を大切にしているかは、50年の無償点検を謳っている点からも明らか。
「50年の保証なんて言っても、会社が残ってないかもしれないじゃないか」
そういう声もありますが、僕はその無謀とも言える宣言に、スウェーデンハウスの覚悟や気概を感じずにはいられません。
そしてその宣言にふさわしいサービスや商品を提供し続けているからこそ、スウェーデンハウスは長きに渡って異常なまでに高い満足度を維持し続けていると思うのです。